キクチです。
今日は、ちょっと長くなりますがお付き合いください。
昨日、ゼロ村ファームのことで話を聞きたいとお越しになったIさんご家族。
気さく且つ謙虚なお人柄が、素敵なご夫婦と、3人の男の子。
今は秋保に借りてる畑はあるようなんですが、
来年の春から、ゼロ村ファームで畑をやりたいということで、
同じ価値観を持つ仲間と出会えたことを喜んでいたところ…
「実は、私、趣味でこういうこともやっておりまして…」
と、鞄から取り出したのが「降りてゆく生き方」という映画のチラシ。
「あっ、それ知ってますよ、うちのお客様から、
“ゼロ村とも通じると思うから”って、メールで教えていただきましたよ」
「えっ、え〜!!!!!!」
そんなノリで、話をよくよく聞くと、
Iさんは、Sさんというもう一人の方と一緒に、
本業の仕事とは別に、「チーム仙台活性化」というグループをつくり、
仙台にもっとワクワクを!という活動をされているそうで、
この映画の宮城上映会もそうした活動のひとつで、代表をされているとのこと。
先に映画を紹介して下さったお客様とも、近しいお知り合いのようでした。
不思議なご縁でございます。
実は、Iさん、Sさんとも県外出身者。
それにもかかわらず、精力的に活動されている姿には、
甲子園のの高校球児と同じくらいの、熱いものを感じさせて頂きました。


さて、映画「降りてゆく生き方」ですが、
シネコンなどで上映されている興行的な映画ではなく、
全国の、IさんやSさん達のような志ある方々の呼びかけで、
自主上映されているもので、もちろんDVDのレンタルや販売、
テレビでの放映は行われません。
主演は、武田鉄矢さん。
内容は、私のフィルターを通して紹介するのも何なんで、
公式サイトで感じて見て下さい。
参考までに、いただいた資料から『「降りてゆく生き方」への想い』と
『映画「降りてゆく生き方」誕生の背景』とを転載させて頂きます。
●「降りてゆく生き方」への想い-----------------------------------------------------
「降りてゆく生き方」ってどういう意味なんですか?とよくたずねられます。
それについて私になりにお答えしたいところですが、
私は映画を観ていただいた方の数だけ解釈があると思います。
なぜなら、私が定義づけることでその人の想いを邪魔したくないというのが本心だからです。
ある人は、農業振興。 ある人は、発酵技術の素晴らしさ。
ある人は、障がい者支援。 ある人は、教育改革。
ある人は、商業・産業振興。 ある人は、食育。
ある人は、まちづくりそのもの。 などなど。
更には、
日々の仕事に忙殺されている人、雑多なことに追われている人、
自分探しをしている人、本物に出逢いたい人、
夢を追い求めている人、人とのつながりを大切に感じている人
にも是非観ていただきたい。
立場は違えど、この映画の上映を通じて出逢った方々と
ご自身が感じた「降りてゆく生き方」を具体的に宮城で
できることから行動していける関係を創りたいという想いで、
「降りてゆく生き方」宮城実行委員会という名称にしました。
この映画はフィクションですが、沢山の考え方、想いがぎっしり詰まっています。
どうか、一人でも多くの方々にこの映画の良さをお伝えいただき、
一緒に宮城県を更に豊かさあふれる地域にしていきませんか?
最近、ある人から「understand」の意味を伺いました。
「under」一歩引いて(降りて)、「stand」立って見上げることで「理解」できる。
また、ある人からは、自分のことだけを主張する(勝つ)のではなく、
一歩引いて(負ける)、相手の立場に立って考える、それが「愛」なんですよと。
よく考えたら、私自分自身が出世競争から降りた人生を選び、東京から仙台に
転勤してきた会社員でした。
「降りてゆく生き方」宮城実行委員会 代表 伊東 徹也
●映画「降りてゆく生き方」誕生の背景---------------------------------------------
この映画は、「格差社会」「グローバリズム」という問題を解決するために、
製作者が、「まちづくり」に注目し、没落していく地域や商店街で、個人が立ちあがり、
盛り上げていく動きの中にこそヒントがあるのではないかと思い作られました。
映画のシナリオの開発のために全国のまちづくりの達人たちをたずね、
インタビューした人数は200人を超え、リサーチした書籍は300冊を超えました。
(参考にした書籍は、公式ホームページでご覧いただけます)
その活動の中で、日本には、商店街の活性化に限らず、
農業、教育、福祉、医療、観光、商業等を通じて
まちや地域を元気にしている人々が沢山いることに気づきます。
そして、分野は違えど、地域やコミュニティを再生している試みについては、
全てに共通している普遍的な本質があるはずだと考えました。
あるとき、もともと健康や体に良いものに興味があった製作者は、
「一番からだによい米や野菜は何なのだろうか?」と思います。
そこで、有機農産物を購入し驚いたのが、今まで食べてきたものとは
まったく違う美味しさの「自然栽培のカブ」との出逢いでした。
「自然栽培」とは、「肥料も農薬もまったく使わない」栽培方法のことです。
過剰な栄養分に頼らず、自らの力で根を伸ばして栄養を取り入れた作物は、
生命力が違い、台風や病気や病害虫にも強いのです。
製作者は「過剰な栄養分が生命力を喪失させる」という点においては、
植物も人間も、なんら差異はないと考えました。
そして、人間も「肥料」を止めて、自らしっかりと「根を張り」、
生命力を発揮するような生き方をすれば、
もっとイキイキとした生き方ができるのではと考えました。
また、「無肥料自然栽培」と肥料をつかう栽培とを比較する中で、
「腐敗するか、発酵するか」という実験にも着目しました。
肥料を使った野菜をビンにつめて放置すると腐敗して悪臭を放ちます。
「無肥料自然栽培」の野菜は、発酵して甘い香りを漂わせます。
「発酵は」多くの微生物たちがつながりあい、影響しあい、創造していくプロセスで、
「腐敗」は不純物が多い等何らかの原因によって、
発酵がうまくいかずに腐ってしまうプロセス。
「発酵」と「腐敗」は「まちづくり」にも良く似ているのではと気づきます。
多様な人が楽しく共生をしていくのがよいまちづくり、人々が利害をぶつけ合って
いがみあっているのは悪いまちづくりなのではないかと。
こうして、製作者は「脱・格差社会」「脱・グローバリズム」の映画の物語づくりの
ヒントを、「無肥料自然栽培」と「発酵」 に見出したのです。
以上が、映画誕生の背景です。
(書籍「降りてゆく生き方 日と水と土」、河名秀郎 著、ナチュラルハーモニー刊 、
森田貴英のプロローグ を参照要約)
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今週の土曜日の上映となっております。
ご家族と、仲間と、同僚と、もちろんお一人でも、
ぜひご覧になられてはいかがでしょうか。
生き方についての、素晴らしいヒントが、得られるんじゃないかと、
私も楽しみにしております。